CotuCotuライブレポート98.2.6

名古屋シュークラブにて

 

 コツコツ、不安と期待の初ツアーライブ、この日は名古屋のシュークラブ。三木の二人の子供が風邪をひき、朝、近所の小児科に寄ってから、学校と保育室に連れて行く。その後、三木自宅前で坂本君と落ち合い、ライトバンにチェロ2台、機材などを積み込んで東京をたつ。

 とても良い天気で、真っ白な富士山を見やりつつ、二人で運転を交代しながら名古屋をめざす。特に渋滞などもなく4時頃、シュークラブにつく。じきに、前日名古屋入りしていた佐藤君も会場に到着、セッティング、リハーサルを始める。

 リハ終了後、シュークラブのマスターが用意してくれたお寿司を食べ、お茶など飲みに店を出る。途中、次々と坂本君のファンの人に出会い、名古屋での坂本君の人気に圧倒される。

 本番は、それほど広くはない会場だったが、たくさんお客さんが入り、CotuCotuの気合いも十分、「3の1」から演奏を始める。最初の内、「なんじゃこりゃ」という感じだったお客さんも、気合いのはいった変な音楽と、たくみなMCに徐々にうちとけて来て、名古屋出身の(正確には市内ではないのですが)佐藤君のローカルな話題に爆笑。すずやかで、キャッチーな坂本君の曲、「半夏生」で前半戦終了。

 若干の休憩をはさんで、後半戦。いきなりディープなバラードナンバー「退廃的な蟹の歩み」で始まる。その後は、比較的テンポの良い曲でたたみかける。反応はまずまず。しかし、会場をうめつくした坂本ファンは、譜面曲の多いCotuCotuの演奏にやや意外と言った感じ。そこで最後の曲、坂本君の「月魚’98」!待ってましたとばかりに電気チェロ、インプロ、コーラス、火花、クラッカーが炸裂。終了後、なり止まぬ拍手にこたえてCotuCotuには珍しいアンコール曲「鳥の歌」を渋くきめる。我々3人は確信した。

「CotuCotu、名古屋はもらった!」と。

 演奏曲目

  1. 3の1
  2. トレーシーの肖像
  3. チャウシェスクの逆襲
  4. エリーゼの空
  5. 嵐が丘’98
  6. メメントモリとプロパガンダ
  7. ブラームスバリエーションズ
  8. 半夏生’98
  9. 退廃的な蟹の歩み
  10. 箱の中の猫
  11. リベルタンゴ
  12. ブルーム
  13. グレゴリーの休日
  14. 港のシュトックハウゼン
  15. 月魚’98

 というわけで、その後会場でそのまま打ち上げ状態、酔っ払いオヤジと化した三木は、お客さん相手に現代音楽の講議を始める。坂本君は倍音の説明にチェロを持ち出し、ホーミーをまじえて熱く語る。

 何時頃だったろうか、シュークラブのマスターは、まだお客さんがいるにもかかわらず、ソファーを移動して我々のベッドを作ってくれた。何から何まで、いたれりつくせりの対応に我々は心から感謝した。

マスター、ありがとう。シュークラブ、ありがとう。

名古屋の皆さんありがとう。

 翌日、我々はマスターにお礼を言って、シュークラブを後にした。地元出身の(正確には市内ではないが)佐藤君の案内で、大須の有名店にてみそカツ丼を食べてから大阪に向かう。

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